栃木県産 とちぎの星

【栃木県産 とちぎの星】天皇陛下が召し上がったお米、という肩書き。

令和元年11月14日。

天皇陛下が皇位継承に伴う一世に一度の重要祭祀「大嘗祭」に臨まれました。五穀豊穣と、国と国民の安寧を祈る儀式です。

その神前に供えられ、陛下が召し上がったお米——それが**栃木県産「とちぎの星」**でした。

宮内庁が収穫地に指定したのは、栃木県高根沢町。「悠紀斎田抜穂の儀」という古式にのっとった儀式で、この米は刈り取られました。

ちなみに、平成の大嘗祭で選ばれたのは「あきたこまち」。つまりとちぎの星は、令和という時代を代表するお米として選ばれたのです。

■ 名前に込められた願い

「様々な災害に打ち勝ち、燦然と輝く"栃木の星"となって欲しい」

これが命名の由来です。

栃木県では、猛暑や自然災害で米の品質が落ちることが長年の課題でした。それを克服するために生まれたのが、系統名「栃木19号」。栃木の実力派「なすひかり」を父に持ち、暑さにも病気にも強い体を与えられて、2014年にデビューしました。

美しい名前の裏に、気候変動と戦うために作られた品種という実像があります。

■ 食べればわかる、粒の大きさ

とちぎの星を炊いて、まず驚くのは粒です。

ぷくっと大きい。 他の品種と並べれば、一目でわかります。

そして、噛むほどに広がる豊かな甘み。炊き上がったあとも粒が崩れず、しっかりとした食感が残ります。

だから、こういう料理に強いのです。

丼物。 タレを吸っても粒がへたらない。牛丼、カツ丼、親子丼が別物になります

カレー。 ルーに負けない存在感。ご飯がちゃんと主張します

チャーハン。 炒めるとふっくらパラパラ。家庭で店の仕上がりが出ます

おにぎり・お弁当。 冷めても甘みが残り、固くなりません

「ご飯そのものを味わいたい」——そういう方に、迷わずおすすめできるお米です。

■ おいしさの秘密は、雷でした

栃木県の県庁所在地・宇都宮市には、「雷都(らいと)」という別名があります。夏に雷が集中するからです。

昼は30℃を超える暑さ。しかし夕方、雷を伴った夕立が来て、夜の気温が一気に下がる。

この昼夜の寒暖差が、米に甘みを蓄えさせます。

栃木の雷は、うるさいだけではありません。おいしいお米を育てているのです。

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